主演アルマ・ポウスティ来日!
来日を記念してトークショー付き『枯れ葉』先行上映を行います。
6日の先行上映にはカウリスマキ監督の大ファンである俳優・松重豊さんの登壇も決定!
◆12月5日(火) 19:30の回 上映後
ゲスト:アルマ・ポウスティさん
会場:角川シネマ有楽町 (東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館8階)
料金:2,000円均一
角川シネマ有楽町
角川シネマ有楽町オンラインチケット購入サイト
※11月27日(月)、28日(火)は休館となります。
◆12月6日(水) 19:00の回 上映後
ゲスト:アルマ・ポウスティさん、松重豊さん
会場:ユーロライブ(東京都渋谷区円山町1−5 KINOHAUS 2階)
料金:1,900円均一
ユーロスペース
ユーロスペース オンラインチケット購入サイト
【チケット販売(両劇場共通)】
販売:オンライン:11月24日(金) 0:00 より
劇場窓口: 11月24日(金)劇場オープン時より
※インターネット販売で完売になった場合は、窓口販売はございませんのでご了承ください。
※ムビチケ・各種割引・招待券全て使用不可
Hyvää Matkaa!
映画『枯れ葉』公開記念トークイベント
~主演女優来日&コラボツアー発表!!~
表参道の北欧カルチャースペース「Hyvää Matkaa!」(ヒュバ・マトカ)にてアルマ・ポウスティのトークイベントを開催。アルマさんに映画への想いや撮影秘話、フィンランドの魅力などお話し頂くスペシャルな1時間です。
日時:12月6日(水)18:00~19:00
場所:Hyvää Matkaa! 渋谷区神宮前5丁目18−10 エクサスペース
料金:1000円(ワンドリンク付き)
ゲスト:アルマ・ポウスティ(『枯れ葉』主演)
イベント詳細およびお申込み:https://hmcevent-kareha.peatix.com
※お申込みには事前にPeatixへの新規登録が必要となります。
X(旧Twitter) Hyvää Matkaa @finntour_HMC
Instagram Hyvää Matkaa @finntour_hmc
お問合せ先: hmc@nordic.co.jp
『枯れ葉』の公開を記念して、デビュー作『罪と罰』から前作『希望のかなた』まで、長篇17作品を特集上映。12月9日(土)、10日(月)には35㎜プリントでの特別上映もあり。有機的に関連しあうカウリスマキ・ユニヴァースをこの機会に劇場でご堪能ください。
2023年12月9日(土)~2024年1月12日(金)
会場:ユーロスペース
料金:一般1400円/大学専門学校生1200円/会員・シニア1000円/高校生800円/中学生以下500円
*リピーター割引:半券提示で1000円
■ 特集上映「愛すべきアキ・カウリスマキ」
★配信中作品
『パラダイスの夕暮れ』、『真夜中の虹』、『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』、『コントラクト・キラー』、『マッチ工場の少女』、『愛しのタチアナ』、『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』、『浮き雲』、『過去のない男』、『街のあかり』
さらに「シネフィルWOWOW プラス」では上記10作品に加えて、『希望のかなた』と貴重な短篇8作品も配信が決定!
※「シネフィルWOWOW プラス」へのご登録には月額490円(税込/初回14日間無料)が必要です。
※『希望のかなた』配信中。短編8作品は、11月15日(水)より配信開始予定。
■ 「シネフィルWOWOW プラス」
『枯れ葉』公開を記念して、アキ・カウリスマキ6作品を配信及び放送決定!
労働者3部作『パラダイスの夕暮れ』、『真夜中の虹』、『マッチ工場の少女』、そして『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』、『コントラクト・キラー』、『ラヴィ・ド・ボエーム』まで!
■ ザ・シネマメンバーズ
■ ザ・シネマ
2017年、『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をし、世界中のファンを悲嘆に暮れさせたアキ・カウリスマキ。それから6年、監督カウリスマキはあっけらかんと私たちの前に帰ってきた。可笑しみと切実さに満ちた、最高のラブストーリーを連れて。
新作『枯れ葉』の主人公は、孤独さを抱えながら生きる女と男。ヘルシンキの街で、アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのか? いくつもの回り道を経て、物語はカウリスマキ流の最高のハッピーエンドにたどりつく。
労働者3部作『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』に連なる新たな物語として発表された『枯れ葉』には、ギリギリの生活を送りながらも、生きる喜びと人間としての誇りを失わずにいる労働者たちの日常が描かれる。
抑制された画面の中に映るノスタルジックなヘルシンキの風景、バンド演奏からカラオケまで自由自在な音楽の使い方、随所に散りばめられたとぼけたユーモア。また劇中には、主人公たちが初めてのデートで見に行く映画として、盟友ジム・ジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』が大胆に引用され、ゴダールやブレッソンの名前も登場。画面から溢れでる映画愛に、誰もがにやりと笑ってしまうはず。一方で、登場人物たちの横ではつねにロシアによるウクライナ侵攻のニュースが流れ、いま、私たちが生きる悲痛な現実を映し出そうとする意志が感じられる。カウリスマキ映画のなかでもかつてないほどまっすぐな愛の物語となった本作は、戦争や暴力がはびこる世の中で、それでもたったひとつの愛を信じつづける恋人たちの姿を通して、今を生きる希望を与えてくれる。
互いの名前も、電話番号も知らないまま恋に落ち、運命に振り回されながら想いを成就させようとする恋人たちを演じるのは、カウリスマキ映画には初出演となる二人。『TOVE/トーベ』でムーミンの作者トーベ・ヤンソンを演じ大きな注目を集めたアルマ・ポウスティと、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』で高い評価を得たユッシ・ヴァタネン。
アルマ・ポウスティは、職場での理不尽な扱いに抗い、恋人の悪癖をきっぱりと諌める強さを持った現代の女性像を演じ、新しいカウリスマキ映画のヒロイン像を提示。ユッシ・ヴァタネンは、酒浸りで周囲を心配させながらも、どこか憎めない男の役をユーモアを交えて演じている。それぞれの友人役として、ヤンネ・ヒューティアイネン(『街のあかり』『希望のかなた』)、ヌップ・コイヴ(『希望のかなた』)が出演、そしてカウリスマキ映画には欠かせない名優“犬”の登場も忘れてはいけない。
取るに足らないバイオレンス映画を作っては自分の評価を怪しくしてきた私ですが、無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、そして他人や自然といった全ての生きるものと死んだものへの敬意、そんなことを物語として描くことにしました。それこそが語るに足るものだという前提で。
この映画では、我が家の神様、ブレッソン、小津、チャップリンへ、私のいささか小さな帽子を脱いでささやかな敬意を捧げてみました。しかしそれが無残にも失敗したのは全てが私の責任です。
アキ・カウリスマキ
1957年4月4日フィンランド、オリマティラ生まれ。大学でコミュニケーション論を学ぶ。映画評論家としてキャリアをスタートさせるが、評論だけにはとどまらずシナリオ作家、俳優、助監督など数々の仕事に携わる。1981年には兄のミカとともに制作会社<ヴィレアルファ>、1986年にミッドナイトサン映画祭、1987年に配給会社<センソ・フィルム>を立ち上げる。またヘルシンキ中心部で<コロナ・バー><カフェ・モスクワ>というバーが併設された映画館<アンドラ>も運営していたが2019年に閉館。2021年、ヘルシンキ北西の小さな町カルッキラに映画館<キノ・ライカ>を友人とともにオープンさせた。
1983年に初長編監督作品『罪と罰』を発表。86年には『パラダイスの夕暮れ』がカンヌ映画祭監督週間をはじめ各国の映画祭に招待され、世界の映画人の注目を集める。日本では90年に『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』で注目されて以降、全ての監督作が公開され、とりわけ『浮き雲』、『過去のない男』、『ル・アーヴルの靴みがき』などは大ヒットを記録した。新作公開の度に熱狂的なファンを増やし続けている。
1981年生まれ。2007年にヘルシンキ大学シアター・アカデミーで修士号を取得。以降、北欧諸国の多くの有名な舞台に立つほか映像作品にも出演し幅広い活動を続けてきた。2020年『TOVE/トーベ』(ザイダ・バリルート監督)で主演を演じ映画俳優としてブレーク、この役でフィンランドのアカデミー賞にあたるユッシ賞で主演女優賞を獲得する。TVドラマ「Helsinki Crimes」、「Blackwater」や2023年ヨーテボリ映画祭で主演女優賞を受賞した映画『4人の小さな大人たち』など数々の北欧の映画やTVドラマに出演。『枯れ葉』に続く出演作としてファレス・ファレス監督『A Day and a Half』(主演)、ピルヨ・ホンカサロ監督『Oreda』が控えている。
1978年生まれ。フィンランドで最も有名な俳優の一人。主演した2010年の『ラップランド・オデッセイ』(ドメ・カルコスキ監督)で一躍有名となり、同作品は2本の続編が作られた。以降、数多くの映画やTVで着実なキャリアを築いている。代表作にフィンランドで史上最高の興収を記録した『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(2017年、アク・ロウヒミエス監督)、『Dark Corners』(2021年、リチャード・パリー監督)の‟Zaney“役、ユッシ賞最優秀男優賞にノミネートされた2020年の『フォレスト・ジャイアント』(ヴィレ・ヤンケリ監督)がある。その他の近作にカンヌシリーズのコンペに出品された犯罪ドラマ「Man in Room 301」(2019年)の主演、スリラー映画『The Man Who Died』(2022年)の主演などがある。
フィンランドのヴァーラ出身、ヘルシンキ在住のアンナ・カルヤライネン(ギター)とカイサ・カルヤライネン(キーボード)姉妹からなるポップ・デュオ。バンド名MAUSTETYTÖTはフィンランド語で「スパイス・ガールズ」の意味をもつ。2019年2月にリリースしたファースト・シングル「Tein kai lottorivini väärin(宝くじを外した気がする)」が1か月でYouTubeの再生数219,000回、Spotifyの再生数245,000回を記録し話題になる。翌10月にファースト・アルバム「Kaikki tiet vievät Peltola(すべての道はペルトラへ続く)」を発表。2020年に発表したセカンド・アルバム「Eivät enkelitkään ilman Wingiä lennä(翼がなければ天使も飛べない)」はフィンランドのチャートで第2位を記録。同年、フィンランドのグラミー賞といわれるエンマ・ガーラでロック・オブ・ザ・イヤー、バンド・オブ・ザ・イヤーの2冠に輝いた。2023年3月に3枚目のアルバム「Maailman onnellisin kansa (世界で最も幸せな国)」をリリースした。